会社アカン報

ビジネスに、投資に、就職に、およそ日本の会社を知るには欠かせない情報ハンドブック「会社アカン報」。 マネー全般(株式・FX・不動産など)の”アカン”やつ紹介します。業界記者らが独自取材でアカン銘柄を先読み。

     2ちゃんねる掲示板の創設者西村博之氏が出願していた文字商標"2ch"が、特許庁での拒絶査定の後に不服審判の結果、登録を認められた(西村博之氏が商標権を得た)件については既に書きました。その時には、もうひとつの出願である文字商標"2ちゃんねる"(商願2013-8081)については、審判の結果が公開されていなかったのですが、つい先ほど特許情報プラットフォーム上で閲覧可能になりました。予想通り、"2ch"と同じく、無事登録です。 

     文字商標"2ch"は、他人の周知商標に類似という理由で拒絶されたものの、2chという商標を周知にしたのは現運営ではなくほとんど西村博之氏であるということから、「"他人"の周知商標とは言えない」という理由により拒絶が取消されて登録となりましたが、"2ちゃんねる"についても同じパターンです。さらに言えば、出願日が"2ch"より早く、出願日時点では現運営にはまだ事業が移っていなかったので、「"他人"の周知商標とは言えない」という点は"2ch"のケースよりもいっそう明白です(。

     "2ちゃんねる"は商標としては"2ch"より使える範囲が広いと思われますので、今後、西村博之氏がどうでるか興味があります。ただ、何回も書いているように、合意の下で事業を譲渡した相手に対してその事業に関する商標権を行使するのは権利濫用とされる可能性が高いのではないかと思います。かと言って事業譲渡は合意の下ではないという主張をすると他の裁判との整合性の問題が生じるのでそう簡単にはいかないと思われます。
    http://bylines.news.yahoo.co.jp/kuriharakiyoshi/20160514-00057662/

    西村博之

     「Yahoo! JAPAN」の検索結果に勤務先の広告を無断で表示させた背任の容疑で、有線放送大手「USEN」元社員の30代の男が逮捕された。共同通信などが6月1日に報じた。 

     産経ニュースが捜査関係者などの情報として報じた内容によると、男は「USEN」の広告を発注する担当だった。2015年8月、Yahoo!に広告を勝手に発注した。掲載された広告を利用者にクリックさせ、USENに数千万円の広告料を発生させたと見られている。男は「会社への腹いせでやった」という趣旨の供述をしているという。

     男が発注したのは、キーワードの検索結果に関連広告が表示される検索連動型広告。1クリックごとにUSENに課金される仕組みを悪用して、男は課金額を通常の約10倍に設定していたとみられる。USENの広告料が短期間に高額になっていることにYahoo!側が気付いて発覚した。発覚後、男は退職したという。
    http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/01/yahoo-usen_n_10250900.html 

    USEN

     ゴールドマン・サックス・グループも他社に続き株式に関して弱気な見方に傾いている。クリスチャン・ミュラーグリスマン氏率いるゴールドマンのアナリストは向こう12カ月の世界株式の投資判断を「ニュートラル」に引き下げ、代わりに現金保有を勧めている。同行はまた、原油需要が増加しつつあるとの見方から商品を「ニュートラル」に引き上げた。社債の投資判断は「オーバーウエート」、国債は「アンダーウエート」でそれぞれ維持した。 
     
     ウォール街の金融機関は株式への慎重な見方を強めており、ゴールドマンはその最新の例だ。多くの機関が非常に高いバリュエーションや経済成長の減速、強まる政治リスクに言及している。ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種株価指数の年末目標は平均値が今や2150となっており、17日終値を5%上回る水準にすぎない。

     ゴールドマンのアナリストは17日公表したリポートで「成長回復の持続的な兆候が見られるまで、株式のリスクを取ることに安心感が持てない。特にバリュエーションがピークの水準に近いためだ」と指摘。「下向きリスクの高まりや成長が不十分な状況を理由に、当社の株式ストラテジストはディフェンシブな姿勢を強めている」と記した。

     同行は現金を「オーバーウエート」で維持。2016年中の米利上げ回数について市場がゼロあるいは1回「だけしか」予想していないためと説明。「利上げに関する市場のハト派的な織り込み具合は、金利ショックのリスクを高めると当社では確信している。その場合は株式と国債が両方とも売られる可能性がある。新興国市場の上昇が持続可能だとの強い確信もない」と続けた。
    https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-05-18/O7DLTL6JIJW901 

    ゴールドマン・サックス
     

     ペッパーフードサービスは6月1日、ステーキ専門店「いきなり!ステーキ」専用カード「肉マイレージカード」に70歳以上を対象とした「シニアカード」を導入すると発表した。7月1日から、70以上の人に証明書を提示すると無料進呈する。特典として、アルコールを含め1ドリンクが無料になり、敬老の日には1000円クーポンを進呈する。

     会員登録すると、誕生月特典として、好きなステーキ300gを進呈。行列時には、連れの1人を含め、優先的に入店もできる。
    肉マイレージカードにプリペイド式の肉マネーをチャージすると、チャージボーナスとしていつでも3倍のポイント付与する。肉マイレージカードは、「いきなり!ステーキ」独自のポイントカード。金額に関係なく、お客が食べた肉量がそのままポイントになる仕組みで、2014年7月1日スタートした。いきなり!ステーキで累積何グラム食べたかを記録する仕組み。2015年7月からは、肉マイレージ・ランキングアプリが登場し、総合ランキング、月間ランキング、重量級ランキングが表示され、同10月にはプリペイド機能を追加した。 
     
     肉マイレージカード発行数は、2016年4月末時点で、23万枚を超え、ゴールドカード(累積3㎏)4万枚、プラチナカード(累積20㎏)1800枚、3月からは累積100㎏のダイヤモンドカードも登場し、いきなりステーキの根幹となるカードシステムとなっている。
    http://ryutsuu.biz/topix/i060101.html 

    いきなり!ステーキ
     

     トヨタ自動車は、2016年3月期分の役員賞与(ボーナス)の総額を、前年より約25%多い11億558万円とする方針だ。取締役9人が対象で、1人あたりの平均額は約1億2300万円。一昨年より約7千万円、昨年より約5千万円多い高水準だ。好業績を反映して経営陣のボーナスも急上昇している。 

     6月15日に開く株主総会の招集通知で明らかにした。トヨタは役員賞与を業績を土台に決めている。16年3月期決算は純利益が2兆3126億円と、3年連続で過去最高を更新。国内の上場企業としては空前の利益を稼ぎ出した。

     一方、社外を含む取締役と監査役の計26人に支給する役員報酬は、総額で10億5千万円。
    支給対象が1人少なかった昨年より、5100万円減った。
    http://www.asahi.com/articles/ASJ5J633TJ5JOIPE02M.html 

    トヨタ
     

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